王蟲の抜け殻から、ガンシップのキャノピーに流用するくだりが、
一気にナウシカの世界に引きずり込まれる1シーンだ。
巨大産業文明が衰退した時代設定。
日本でもアメリカでも、アジアでもない、イスラム調でペルシャっぽい風景。
日本人が海外旅行に行って、Tシャツとジーパンで徘徊した時に感じるのは、
“日本の文化はアメリカなんだな。”ということです。
イスラム圏やインドとかでは明らかに、“よそ者”ですから。
ヨーロッパや韓国では多少は居場所あるように思っちゃっていますけど。
そして、森(腐海)と王蟲の登場。
暴れん坊のダンゴ虫の退治に使用されたのが蟲笛で、白いメーヴェと合わせて
ナウシカ・ワールドを、現存する世界感のように感じさせる。
イスタンブールに行けば、“なんかナウシカみたい。”と言ってしまう。
引用元:『徳間書店 ANIMAGE COMICSワイド版「風の谷のナウシカ1-7 宮崎 駿」』
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