“腐海一の剣士”であり“ジルの旧友”は、
エンディングを見守るキャラと思っていました。
土鬼とトルメキア、というよりは、
ひとと、ひととの融和には、
それなりの大きな代償が必要ということでしょう。
手榴弾での左腕の爆破は、戦国武将の柴田勝家の爆死をも連想しました。
最終場面での、土鬼の戦士による串刺しは、まさに壮絶。
マニ族の僧正の死の場面と重なるシーンは、
「僧正殿よりあずかりし命」ともダブらせる死に様となっているのでしょう。
クシャナ姫の楯となったのは、時代の指導者を見極めていたんですね。
映画版では、ペジテのアスベルがユパに師事するようなエンディングでしたが、
剣の道で免許皆伝となるような若者は育成していなかったのでしょうか。
時代の橋渡しを果たした、“腐海一の剣士”に、合掌・・・。
引用元:『徳間書店 ANIMAGE COMICSワイド版「風の谷のナウシカ1-7 宮崎 駿」』
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